ドライブレコーダーをバイクに付けておくと、いろいろな場面で役立ってくれます。そのため、ドライブレコーダーがどのような場面で必要となるのか把握してまきましょう。
また、どのようなバイクレコーダーを選べば良いか知っておきましょう。
目次
バイクにドライブレコーダーが必要な2つの理由
ドライブレコーダーを付けておけば、バイクに異常があった場合や走行中などの様子を録画しておくことができます。
録画した映像は万が一の場面で役に立ってくれます。ドライブレコーダーの必要性を知るためにも、どのような場面で録画した映像が必要となるのか知っておきましょう。
理由1:事故や煽り運転の証拠
事故を起こした場合には、警察や保険会社などに事故の状況を説明しなければなりません。その際に、相手が自分の状況を有利にしようとして嘘をついてくる可能性や、事故が一瞬のことでお互いが状況をよく理解できていないという場合もあります。
そのような場合に、ドライブレコーダーがあれば事故の瞬間を録画できるため、相手に嘘を認めさせたり、事故の原因を正しく把握したりなどすることができます
また、煽り運転の被害に遭った場合にも警察に連絡をしなければなりません。その際にも、事故の場合と同様に、相手が嘘をつく可能性があります。
しかし、煽り運転をされていた状況をドライブレコーダーで録画しておくことで、相手に嘘を認めさせられることができるでしょう。
また、録画した映像は裁判に発展した場合には客観的証拠として提出することもできます。
理由2:盗難防止と証拠
ドライブレコーダーには駐車中であっても、振動や人の動きに反応して録画をしてくれる物もあります。そのため、バイクがいたずらや盗難に遭った際に犯人の顔を映せる可能性があります。
また、ドライブレコーダーが付いていることで防犯対策をしていることをアピールすることができ、窃盗犯の警戒心を高めることができ、ターゲットにされにくくなることも期待できるでしょう。
バイク用ドライブレコーダーの選び方
バイク用のドライブレコーダにはいろいろな種類があります。そのため、どのような物を選べば良いのか、選び方を知っておきましょう。
雨風への耐久性で選ぶ
バイク用のドライブレコーダーは、雨風に曝しながら使うこともあります。そのため、防水性能や防塵性能の高い物を選ぶことも重要です。
耐久力がない物を選んでしまうと、すぐに壊れてしまって、頻繁に買い替えや修理が必要になったり、いざという場合に録画ができていないなどの可能性があるため、注意しましょう。
また、ドライブレコーダーは取り付ける位置によって受ける衝撃が変わるため、取り付け可能な場所を確認しておくことも重要です。
もし、衝撃を受けやすい場所に取り付ける物や、思った場所に取り付けられない物を選んでしまうと、故障しやすくなったり、撮影角度や範囲が悪くなってしまう可能性があります。
特に、バイクのバッテリーに繋ぐタイプの物は、配線のことも意識して選場なければなりません。充電式のバッテリーを使う物であれば配線を気にしなくて良いため、設置箇所の自由度が高く、ヘルメットに装着して使えるタイプの物もあります。
カメラの性能や特徴で選ぶ
ドライブレコーダーの録画映像は事故や煽り運転、盗難などに遭った場合に証拠映像となります。しかし、カメラの性能が悪くて、何が映っているのかよく分からない場合には証拠映像として取り扱ってもらえません。
そのため、重要な犯行の瞬間を鮮明に録画できるようにカメラの性能が高い物を選ぶようにしましょう。
また、ドライブレコーダーの種類によっては前方しか撮影できない物もあります。そのため、後方が撮影できておらず、決定的な証拠部分となる映像を撮り逃してしまう可能性があります。
そのようなことを防げるように、ドライブレコーダーは前後の撮影ができる物で、なるべく画角が広い物を選ぶようにしましょう。
他にも、ドライブレコーダーには、駐車中も異常を検知して録画してくれる物もあれば、暗視機能が付いていて夜でも鮮明に録画できる物や、録画容量の大きい物などいろいろな物があります。そのため、自分が求める機能が付いているかも、よく確認するようにしましょう。
意外と注意が必要になるのは、電源のタイプです。電源タイプはバイクのバッテリーに繋ぐものと、充電式バッテリーを使うものの大きく2種類があります。
バイクのバッテリーに繋ぐタイプは充電の必要がないため、長距離移動をよくする人に適しています。ただし、バイクのバッテリーに繋ぐため配線が必要になります。
充電式バッテリーは長時間の利用をしているとバッテリー切れを起こします。しかし、配線の必要がなく、手軽に使えるため、バイクであまり遠くにはいかないという人におすすめです。
バイクの盗難防止にドライブレコーダーを使う場合の注意点
ドライブレコーダーには、駐車中でもバイクの異常を検知すると録画をしてくれる物もあり、盗難対策としても役立ってくれます。ただし、盗難対策としてドライブレコーダーを使う場合にはいくつか注意すべきことがあります。
ドライブレコーダーにも盗難防止対策が必要
ドライブレコーダーはバイクの盗難対策になりますが、そのドライブレコーダー自体が盗難に遭ってしまう可能性があります。ドライブレコーダーが盗まれてしまうと、録画映像が確認できなくなってしまいます。
そのため、不要のときは簡単に取り外せる物を選んだり、盗難防止のために防犯アラームを付けておいたりなどできる物を選ぶなどの対策をしておきましょう。
また、ドライブレコーダーだけではバイクの盗難対策としては不十分です。他にもチェーンやバイクカバーなども盗難対策も併せて行っておくようにしましょう。
太くて頑丈なチェーンを付ければ、チェーンの切断に時間がかかる印象を与えることができます。窃盗犯は、盗むまでにかかる時間は、なるべく短くしたいと考えていることが多いため、頑丈なチェーンを見て、盗むことを諦めさせることができます。
バイクカバーをかけておけば、バイクの種類やどのような防犯対策をしているかを隠すことができます。そのため、窃盗犯は盗む難易度やリスクの判断などができないことから、ターゲットにされにくくなるでしょう。
車用のドライブレコーダーは代用できない
車用のドライブレコーダーはバイク用に代用することはできません。車用の物は車内に取り付けられることを前提としているため、防水性や防塵性などがバイク用の物よりも低い場合があります。
そのため、車用のドライブレコーダーをバイク用として使ってしまうと、すぐに壊れてしまう可能性が高くて、代用することには向いていないでしょう。
しかし、スマホであれば車体に取り付けてドライブレコーダーの代わりにすることはできます。ただし、スマホはドライブレコーダーと比べると耐久性が弱く、雨風に曝したり、走行中に落下させたりなどして壊れてしまう可能性があります。
また、画質は綺麗でも、撮影方向が一方向だけとなり、画角もそれほど広くありません。そのため、スマホもドライブレコーダーの代わりとして使うことはあまりおすすめではありません。
大切なバイクを盗難から守ろう
どれだけ盗難対策をしても、バイクが盗難される可能性をゼロにすることはできません。しかし、盗難対策をしておくことで盗難の被害に遭う可能性を下げることや、被害に遭った際に事件の早期解決ができることなどはできます。
大切なバイクを盗難から守るためにも、しっかりと盗難対策をしておきましょう。