東京には多くのタクシーがあります。そのため、忘れ物をした場合に見つけることが困難と思ってしまう人もいるでしょう。しかし、忘れ物を見つけることは可能です。
その忘れ物を見つけるためにも、タクシーでの忘れ物はどのような扱いをされるのか、忘れ物を見つけるにはどこへ連絡すれば良いのかなどを知っておきましょう。
目次
タクシーに忘れ物はどのように扱われる?
タクシーでの忘れ物は、基本的に運転手が見つけてくれることが多いです。そのため、運転手が見つけてくれた場合に、忘れ物がその後どのように扱われることになるのか知っておくようにしましょう。
営業所で保管される
忘れ物は、まず営業所で保管されることになります。ただし、いつまでも忘れ物を預かっておくことはできないため、一定期間が経てば警察に届けられます。忘れ物を保管する期間に決まりはありませんが、目安は1週間ほどで、長くても2週間ほどです。
警察署に届けられる
ある程度の保管期間が過ぎると、忘れ物は警察に届けられることになります。その際には、落とし物として届けられることになります。もし、忘れ物を警察に届けられた場合は、警察署に受け取りに行くことになります。その際には、本人確認書類が必要です。
また、忘れ物をした場所が明確でない場合には、警察署に遺失物届を出しておきましょう。遺失物届を出しておけば、営業所で預かられていた忘れ物が警察に届けられた際に、警察から連絡をもらうことができます。
東京のタクシーで忘れ物をした場合の対処法
東京には多くのタクシーがあるため、忘れ物を見つけることは困難と判断して、諦めてしまう人もいます。しかし、正しい対処をすれば、見つけることはできます。
まず、確認すべき物がレシートと領収書です。レシートや領収書をもらっている場合は、その内容を確認しましょう。
レシートや領収書にはタクシー会社の名前や連絡先、車両番号などが記載されています。これらの情報があればタクシー会社を特定することができるため、連絡をして、落とし物が届いていないか確認することができます。
もし、忘れ物をしてからあまり期間が経っておらず、営業所で保管されている場合は受け取り方について相談しましょう。
また、忘れた物がスマホやクレジットカードであった場合は、まずそれらの利用停止手続きを行う必要があります。
忘れ物は運転手が見つけるとは限らず、別の人が見つけて、盗られてしまう可能性もあります。そのため、スマホやクレジットカードは利用停止状態にしておき、悪用されないようにしておきましょう。
タクシー会社に連絡をする際の注意点
忘れ物をしたタクシー会社を見つけることができれば、問い合わせをします。ただし、その連絡をするときに、いくつか注意すべきことがあります。
まず1つ目は、連絡をする時間についてです。忘れ物に気がついた際に、すぐ連絡をしたくなる人は多いです。
しかし、タクシーを降りてすぐに営業所に連絡をしても、まだ自分の乗っていたタクシーが営業所に戻っておらず、忘れ物の状況を確認できないことがあります。
また、営業所によって問い合わせの対応時間が異なる場合もあります。そのため、営業所に連絡をする場合には、時間に注意しましょう。
2つ目は、事前に伝えるべき情報を整理しておくことです。また、タクシー会社は多くのタクシーを抱えています。
また、営業所では自分以外の忘れ物も保管されていることも多いです。そのため、忘れた物の情報を正確に伝えないと、問い合わせに対応してくれた担当者に迷惑をかけてしまうことになります。
スムーズなやり取りができるように、何を忘れたのか、いつタクシーを利用して、どこからどこまで乗ったのかなど、伝えるべき情報を先にまとめておきましょう。
東京のどのタクシーで忘れ物をしたかわからない場合
タクシーからレシートや領収書をもらっておらず、会社名や連絡先などがわからない場合もあるでしょう。そのような場合でも、忘れ物を見つけられる可能性はあります。
まずは、タクシーのデザインを思い出してみましょう。東京には多くのタクシーが走っていますが、デザインからタクシー会社を判断できることがあります。会社名がわかれば、ネットなどで連絡先を調べることができます
もし、デザインが思い出せない場合は、タクシーに乗った場所を思い出してみましょう。タクシーはやみくもに走っているわけではなく、ある程度は決まったエリアを走っていることもあります。
そのため、タクシーに乗った場所のエリアをよく走っているタクシー会社に狙いを絞って、順に連絡をしていきましょう。その連絡をした先に忘れ物が届いている可能性があります。
また、レシートや領収書をもらっていなくても、クレジットカードで支払いをしていれば、その支払い履歴から、どこのタクシーを利用したのか、確認することも可能です。
東京の個人タクシーに忘れ物をした場合
法人と個人のタクシーの違いですが、法人は会社に所属しているタクシーであることに対して、個人は自営業で運営されているタクシーのことを指します。自営業ということで、法人のように丁寧な対応をしてもらえない可能性を感じてしまう人もいるでしょう。
しかし、個人タクシーを開業するには、運転業務の経験年数が10年以上であることや、10年以上無事故無違反であることなどが条件です。
他にも、多くの厳しい条件があることから、個人タクシーは逆にベテラン運転手の場合が多く、丁寧な対応をしてもらえることも多いです。
そのため、個人タクシーでも、正しい対処法も知っておけば、十分に忘れ物を見つけることは可能です。その対処法を知っておきましょう。
領収書に所属団体名と電話番号が記載されている
大手の法人タクシーであれば、ネットなどで情報を調べると、すぐに連絡先は見つかるでしょう。しかし、個人タクシーの場合は、連絡先を調べてもなかなか出てこないこともあります。また、個人タクシーは自営業のため、基本的にレシートや領収書に会社名が記載されていません。
そのため、連絡先がわからなくて連絡できないと思ってしまう人もいます。しかし、個人タクシーのレシートや領収書には、所属している団体名が記載されていて、それらの連絡先も記載されていて、忘れ物について問い合わせができるようになっています。
領収書がない場合
レシートや領収書がなく、連絡先がわからない場合には、警察に遺失物届を出しておきましょう。忘れ物が警察に届けられた場合に連絡を受けることができます。
また、警視庁のホームページから落とし物検索もできるため、自分の落とし物がないか確認しても良いでしょう。
ただし、掲載されている情報は警察に届けられてから3カ月以内であることや、個人を特定することができない物などの条件があります。そのため、必ずしも自分の落とし物の情報が掲載されているとは限らないことに注意しておきましょう。
タクシーに忘れ物をしたら適切な対処をしよう
東京のタクシーに忘れ物をした場合、見つけることが難しいと思ってしまう人がいますが、正しい対処をすれば、見つけることは可能です。
そのため、忘れ物の見つけ方を把握しておき、正しい対処をできるようにしておきましょう。また、タクシーに忘れ物をしないように、降りる前には忘れ物がないかよく確認するようにしましょう。