「ナンバープレートが盗まれてしまった」
「ナンバープレートの盗難防止方法を知りたい」
近年、ナンバープレートの盗難被害が増えています。
盗難防止をするためには、ナンバープレートを取り付ける時のネジの種類で対策ができます。
一度だけではなく、何度も盗難被害にあっている方は是非この記事を読んで参考にしてください。
今回はナンバープレート盗難防止ネジおすすめJCCロックについて、取り付け方を解説していきます。
目次
ナンバープレートの盗難被害の目的と実態
窃盗する目的とは?
ナンバープレートとは、「自動車登録番号」で所有者の住所などが登録してあることを証明するものです。
ナンバープレートを窃盗する目的は以下の2つあります。
・犯罪に利用するため
犯罪をするために使う車の所有者がばれないように窃盗したナンバープレートを取り付けてごまかします。
窃盗した車に、違う窃盗したナンバープレートを取り付けることもあります。
偽造ナンバープレートを作るために利用することもあり、犯罪で様々な場面で使われています。
・オークションサイトでの転売
国内のオークションサイトではあまり取り扱いはありませんが、海外のオークションサイトでは「JDM PLATE」と検索すると複数の出品が出てきます。
値段は数千円~5万円程など、幅広い価格で売られています。
ゾロ目などは高価なものもあり、5万円以上の場合もあります。
窃盗被害の実態とは?
警視庁が2020年に発表した、自動車盗難被害の件数は2003年をピークに減少傾向にあることがわかりました。
車の部品の盗難も減少傾向にあります。
この理由としては、監視カメラの増加や車自体にドライブレコーダーなどを装着するようになったからです。
しかし、ナンバープレートの窃盗被害の実態は、年々増加傾向にあります。
2019年の部品盗難の認知件数の中で、ナンバープレートの窃盗の割合は約50%を占めています。
ナンバープレートは、ドライバーがあれば簡単に外すことができます。
そのためドライブレコーダーを装着していても、覆面などで顔を隠していたり陰に隠れて顔が見えなかったり確認できなければ犯人を特定することは難しいです。
車の部品の中でも窃盗犯にとっては、簡単に盗み出せるものがナンバープレートとなります。
まだまだナンバープレートの窃盗被害への対策ができていないことが現状です。
ナンバープレートの盗難被害にあったらどうする?
ナンバープレートの盗難被害にあったら再交付の手続きをしなければいけません。
普通車と軽自動車で手続きの仕方が違うのでそれぞれご紹介します。
普通車
①管轄の警察署へ盗難届を提出
管轄の警察署へ行き盗難届を出し受理番号をもらいます。
警察署へ行く時は、盗難被害にあってしまったナンバープレートなしの車で行くことは違反になってしまうので注意してください。
盗難届を提出する時には、事情聴取を受けることになるので、盗まれた時のことを話せるように記憶を整理しておきましょう。
②市役所へ仮ナンバー申請
市役所の生活環境課へ行きましょう。
必要なものは車検証、免許証、自賠責保険証ですので、出発前に忘れ物がないか確認してください。
仮ナンバー申請にかかる費用は750円かかります。
③車がリースやローンの場合はディーラーなどへ
車の所有権が自分ではなく、信販会社などの第三者の場合はディーラーなどへ行きましょう。
書類発行には長くて3日かかりますが、その間は車を使用することはできません。
ディーラーなどへ支払う手数料は1万5千円ほどかかります。
④運輸支局へナンバープレート再交付
[理由書の作成・提出]
理由書の作成をして提出をします。
理由書に書く内容は以下です。
- 盗難被害にあった日
- 盗難届の提出日
- 受付をした警察署名
- 盗難届の受理番号
- 誓約書(盗難されたナンバープレートが戻ってきた場合には返却するという内容)
[申請書の提出]
提出して理由書が受理されたら申請書を記載します。
申請書と車検証の提出を行ってください。
[ナンバープレートの再交付を受け取る]
再交付のナンバープレートを受け取ることができます。
費用は1480円です。
行政書士などに依頼して手続きを行う場合は費用がもっとかかります。
⑤市役所へ仮ナンバー返却
全ての手順を終えて再交付ができたら再び市役所へ行きましょう。
仮ナンバーを返却し、全ての手続きの終了となります。
軽自動車
①管轄の警察署へ盗難届を提出
これは普通車と同じ手続きをします。
②軽自動車検査協会へ運輸支局へナンバープレート再交付
[必要なもの・情報]
- 印鑑
- 車検証
- 盗難被害にあった日
- 盗難届の提出日
- 受付をした警察署名
- 盗難届の受理番号
[軽自動車税について]
内容の再登録を行ってください。
[ナンバープレートの再交付を受け取る]
普通車と同じです。
費用も1480円。
代理人に依頼する場合は、これ以上費用がかかります。
盗難防止ネジおすすめのJCCロック
JCCロックとは?
盗難防止ネジとして現在マスメディアでも取り上げられて注目を浴びています。
本来、ネジは簡単に外せるものでしょう。
しかし、JCCロックは簡単に外すことはできないが、緊急の時には外せるというものです。
今まで、ナンバープレートに使われていた一般のネジは取り外しが簡単だったため、盗難被害を多く受けていました。
簡単に取り外しができないJCCロックは、多くの盗難被害を抑えてくれると期待されています。
全国各地の警察関係機関、損害保険協会や自動車メーカーなどではJCCロックが推奨されおり取り付けられています。
地方公共団体の公用車両にも取り付けられています。
ナンバープレートの交付時には、JCCロックを配布するなども行われており、日本での普及が広まっています。
JCCロックは日本で厳しい管理のもと製造されています。
特許取得の商品でもあり「優良防犯器具認定品」となります。
図柄が入っているナンバープレートにもJCCロックは取り付け可能です。
通常、一般のネジだと平ワッシャーの併用が推奨されていますが、JCCロックはそのまま取り付けることができます。
JCCロックの取り付け方
JCCロックは簡単に取り付け可能です。
元々ついていたネジをドライバーで取り外します。
六角レンチ(4mm)とJCCロックと台座を使い取り付けます。
専用プラグを真ん中の穴の中に詰め込みます。
小さなハンマーなどでその専用プラグを軽く叩き埋め込ませれば取り付け完了です。
JCCロックは外せるのか?
JCCロックは外す方法としての説明は一般公開されていませんでした。
一般公開されていたら盗難防止にもならないので、公開されていないことで安心感が増します。
購入した販売店や整備工場へ依頼すると、車に傷をつけないで取り外すことができます。
自分で外そうとして車に傷をつけてしまうことやそれ以上に車の故障の原因になってしまっては大変なので業者へ依頼することをおすすめします。
まとめ
今回はナンバープレート盗難防止ネジおすすめJCCロックについて、取り付け方を解説しました。
ナンバープレート盗難防止ネジのJCCロックは、警察や自動車メーカーでも推奨されており、期待されているのがわかります。
自動車の盗難被害は減少傾向にあるので、同時にナンバープレートの盗難被害も減少傾向に変えていけるようにそれぞれが対策することが大切です。
ナンバープレートの再交付をするのにも沢山しなければいけないことがあり手間がかかってしまいます。
その前に、盗難されないようにJCCロックを取り付けて対策していきましょう。