家の鍵を交換しないといけない場面は、生活していると何度か訪れます。理由は様々ですが、中には急を要することも。
その際、どのような手順で鍵を交換すれば良いか分からない人もいると思います。しっかり調べず業者に頼み、後悔した経験のある人もいるのではないでしょうか。
そうならないように、今回は、以下についてご紹介します。
- 家の鍵の交換のタイミング
- 家の鍵を交換する際の手順
- 鍵の交換費用
家の鍵の交換を考えている人は、参考にしてみてください。
目次
家の鍵を交換するタイミングは?
家の鍵の交換は、頻繁には行いません。現時点で鍵の交換の予定がない人も、実際にここで紹介する場面になった際は検討した方が良いです。心当たりがある人は、鍵の交換を検討してみてください。
①鍵を紛失した
こちらは、鍵交換の一番多いケースではないでしょうか。帰宅した際、鍵の紛失気づき家に入れなくなってしまったなど、急を要する場合があります。
また、家族の誰かが紛失してしまった等、鍵を交換する機会としてはよくある場面です。この場合、鍵を早急に交換する必要があります。家に入れないことはもちろんですが、紛失した鍵を誰が拾っているか分からないからです。
合鍵も含め、1本でも鍵を紛失した場合は、早急に鍵を交換するようにしましょう。
②鍵が回らなくなった
家の鍵は常に雨風に晒されているため、鍵穴が錆びて鍵が入らなくなってしまうことがあります。また鍵を力尽くで回そうとして、中で鍵が折れてしまったなんてことも。錆びてしまった場合は、油や専用の薬を差せば直る可能性もありますが、それでも難しい時は鍵そのものを交換したほうが良いかもしれません。
③防犯のため
鍵の紛失と同様ですが、鍵を他人が開けられる状況は絶対に避けましょう。鍵穴に何か細工した跡があったり、傷がついたりしている場合は、誰かが家の鍵を開けようとした可能性があります。空き巣に入られた後では、後悔してもしきれません。
防犯のためにも、自分以外の他人が鍵を所持していたり、開けられてしまう可能性があるならば、鍵は交換しましょう。
④引っ越しをした
引っ越しをした時は、鍵を交換することをおすすめします。賃貸の場合、引っ越し費用に鍵の交換費用も含まれていることがあります。
また、中古の家を購入した際も同様に鍵を交換をした方が安全です。基本的に鍵は数本合鍵があり、引き払う際に全て返却しなければなりません。
しかし、前に使用していた人がその他に合鍵を作っていたら、簡単に家に侵入されてしまいます。念のため、引っ越しをしたら鍵を交換しておきましょう。
家の鍵を交換する際の連絡先は?
実際に家の鍵を交換する際、どこに連絡すべきかご存知でしょうか。交換をお願いする業者だけではなく、その他にも連絡すべきところがあります。特に急を要する場合は、そこまで頭が回らないこともあります。それぞれのケースに合わせて連絡をするようにしましょう。
①鍵を交換してくれる会社
まずは、鍵の交換をしてくれる会社へ連絡をしましょう。鍵を交換してくれる業者はたくさんあります。業者によっては、見積作成までは金額がかからないなど交換費用に差がありますので、何件か調べるようにしましょう。
また、住居によってはハウスメーカーや不動産で鍵の交換の相談ができるサービスを付帯していることもあります。提携している業者がその建物の事情など把握していることもあるため、時間に余裕がある場合は自分の加入しているサービスを確認してみましょう。
②家の管理会社
マンションなどの場合、管理会社にも合鍵を預けていることがあります。そのため、鍵を交換した際は、必ず交換した旨を連絡しましょう。交換後の鍵を管理会社に改めて渡す必要があります。
また鍵を紛失した場合、マンションの共有の入り口の鍵を交換するのか確認しなければなりません。共有の入り口の鍵を交換するとなると、全戸にその旨を周知しなければなりません。なるべく早く管理会社には連絡をするようにしましょう。
③紛失した場合は警察へ
鍵を紛失した場合は、必ず警察にも連絡するようにしましょう。紛失した鍵が見つかれば、交換する必要がなくなる可能性もあります。
上記で述べたように、マンションの場合共有部分も交換しなければならないことも。
鍵が出てくるかがどうかは重要な問題です。落とし物として警察に届いているか確認はするようにしましょう。
家の鍵の交換費用は?
鍵を交換する際の交換費用はどれくらいかかるのでしょうか。家の鍵は、状況や種類によって金額が大きく変動します。ここでは鍵の交換費用についてご紹介します。具体的な費用は、鍵の種類や業者によって異なるため、参考値として検討してみてください。
失くした場合
鍵を紛失した場合、鍵そのものを交換をする必要があります。
- 作業費:10,000円~
- 鍵の交換費:15,000円~25,000円
最低でも上記はかかると思った方が良いでしょう。業者や鍵の種類によっては、これ以上かかることがあります。
壊れた場合
鍵が壊れるケースは2種類あります。鍵そのものが壊れた場合、合鍵だけを作れば良いので、かかる費用は鍵の作成費のみです。
しかし、鍵穴の方も交換する必要がある場合は、作業費+鍵+鍵穴代がかかります。その際は、鍵紛失と同様の金額がかかります。
鍵ごとの相場
鍵には様々な種類があるので、代表的な鍵を例にとって相場をご紹介します。それぞれ部品代のみの値段で、ここに更に作業費がかかりますので最終料金はかなり変わります。
- 刻みキー(鍵の部分がギザギザになっている鍵)
部品代:1~1.5万円
- ディンプルキー(鍵の表面に凸凹がある鍵)
部品代:1.5~3万円
- インテグラル錠(回して開けるドアノブそのものに鍵がついているもの)
部品代:1~2.2万円
- プッシュプル(ドアに長い取っ手がついており、ハンドルを押したり引いたりして開けるもの)
部品代:1.8~3.8万円
最新の家の鍵に交換!
折角家の鍵を交換するなら、最新の鍵に交換するというのも一つの手です。普通の鍵でも、鍵の交換はかなりの金額かかることがあります。それならば、より生活しやすい鍵にすることもぜひ検討してみてください。ここでは最新の家の鍵の種類を4種類ご紹介します。
①カードキー
カードキーは、ホテルの鍵だと想像しやすいでしょうか。カードタイプだと、財布などに入れられて場所を取らないのがメリットです。ドアにかざすだけで施錠解除ができるので楽ですね。
また鍵穴がないため、ピッキングをされることもなく防犯性も高いです。カードキーを紛失した際は、カードキーの設定を変更すれば良いため鍵本体の交換をする必要もありません。
ただ注意点としては、他のカードと一緒に入れていると磁気が反応しなくなってしまうことがあります。また、薄いので紛失しやすいという点もあります。
②暗証番号式
鍵そのものに暗証番号がついているタイプです。鍵が必要ないため、そもそも紛失する心配がいらないことがメリット。自分しかわからない番号にしていれば、他人に鍵を開けられることはありません。この場合、絶対に番号を他人に教えたり、押しているとこを見られたりしないよう注意しましょう。
また、何回か間違えてしまうとロックがかかってしまうこともあります。数時間開けることができないこともありますので気を付けましょう。
③生体認証
顔認証や網膜認証など最新のシステムを使用した鍵です。荷物で手が塞がっていたり、子どもがいる家庭にはおすすめの鍵。最近は、携帯なども生体認証が増えていますよね。本人ではないと鍵が開かないので防犯面でも安全です。
④スマートロック
自分の携帯と連動することができる鍵。携帯を所持していれば、鍵を取り出さずにハンズフリーで施錠解除ができます。携帯一つで済むのでとても楽です。
また、鍵のかけ忘れに気づいた際には、遠隔で施錠ができるのが防犯性で安心です。アプリがうまく連携しなかったり、携帯の充電がなくなった際、家に入れなくなってしまうのがネックな点。
まとめ
今回は、家の鍵の交換に関することをご紹介しました。鍵は日常の安全を守るために、とても重要なものです。
紛失や壊れた場合以外にも、引っ越しや防犯面で鍵を交換する必要があることもあります。鍵の交換は頻発する場面ではないため、何をすべきか分からなくなってしまうこともあると思います。鍵を交換する業者以外にも、管理会社や警察への連絡も忘れないようにしましょう。
費用に関しては、状況によってかなり金額が上下しますので、しっかり調べてから業者に頼むようにしましょう。
家の鍵は毎日使用するものですので、交換する際にはしっかり確認を行い、その後の生活に支障をきたさないようにしましょう。生活をより豊かにする工夫もできますので、ぜひ参考にしてみてください。