「家の鍵を紛失してしまった、どうしよう」
「鍵交換費用の相場っていくら?」
このように悩まれる方は多いでしょう。
家の鍵を紛失してしまっただけでもパニックなのに、さらに鍵交換費用が高かったらと心配すると不安な気持ちが大きくなります。
しかし、しっかりと鍵交換費用の相場の情報を知っておけば不安も消えます。
今回は家の鍵を紛失したら交換費用はいくらなのか、種類別相場と鍵交換方法についてご紹介していきます。
目次
交換費用の種類別相場
交換費用の相場はいくらなのでしょうか。
以下の8種類に別けて相場と鍵の特徴をご紹介します。
- ディスクシリンダー
- ディンプルキー
- ロータリーディスクシリンダー
- 引き戸錠
- 暗証番号錠
- カードキー
- 装飾錠
- 生体認証錠
ディスクシリンダー
・鍵交換費用の相場
作業費:1万円以上+部品代:5千円~1万円
・鍵の特徴
鍵の両側がギザギザ山のようになっています。
1950年代から生産されているものもあり、日本では一軒家やアパート・マンションでの普及率が高い鍵です。
旧型品はピッキングに弱いと言われていましたが現在メーカーで取り扱っている玄関用の鍵はしっかりピッキング対策がされています。
ディンプルキー
・鍵交換費用の相場
作業費:1万円以上+部品代:1万5千円~2万5千円
・鍵の特徴
鍵の表面がデコボコになっていてくぼみがあります。
約100億通り以上の鍵違い数なのでピッキングがされにくいと評価を受けています。
ディスクシリンダーよりも防犯能力が高く鍵を複製することは普通の方法ではまず不可能と言われています。
ロータリーディスクシリンダー
・鍵交換費用の相場
作業費:1万円以上+部品代:1万円~2万円
・鍵の特徴
ディスクシリンダーを改良した鍵です。
ロッキングバーという部品を追加して防犯能力を高くしました。
鍵をさして回すと同時にタンブラーも回転する仕組みになっています。
ピッキング対策もしっかりとできていて、他のシリンダーよりも安く取り付けが簡単です。
引き戸錠
・鍵交換費用の相場
作業費:1万円以上+部品代:5千円~1万5千円
・鍵の特徴
レールに沿って左右に戸を移動させる戸の鍵です。
引き戸の鍵は2つのタイプがあります。
戸の端についている鍵か2枚の引き戸の真ん中についている鍵です。
交換するための引き戸専用の鍵とプラスドライバーで交換可能となります。
引き戸専用の鍵を購入する時には型を間違えないように注意しましょう。
暗証番号錠
・鍵交換費用の相場
作業費:1万円以上+部品代:3万5千円~7万5千円
・鍵の特徴
ボタンを押して番号を入力する電子タイプや番号をダイヤル式で回すタイプなどがあるのです。
最初に暗証番号を登録して番号を覚えて入力すると戸が開きます。
鍵を使わずに施錠ができるので鍵穴もなくピッキングされる危険はないです。
カードキー
・鍵交換費用の相場
作業費:1万円以上+部品代:3万5千円~7万5千円
・鍵の特徴
磁気やICを使ったカードで、戸の施錠開錠を行うことができます。
鍵をさして戸を開けることはなく、カードをかざすだけなので便利です。
持ち歩くのが鍵ではなくカードですので財布に入れるなどコンパクトに持ち歩くことができます。
しかし、紛失しやすいというデメリットもあるので、取り扱いに注意が必要です。
装飾錠
・鍵交換費用の相場
作業費:1万円以上+部品代:2万5千円~6万5千円
・鍵の特徴
デザインがお洒落な印象を受けます。
ツマミを親指で押しながら開けることができます。
装飾錠は他には「アンティーク錠」や「欧風タイプ錠」と言われています。
生体認証錠
・鍵交換費用の相場
作業費:1万円以上+部品代:7万円~19万円
・鍵の特徴
指紋認証や顔認証で戸を開けることができます。
最初に指紋や顔を登録しておいて、そのデータを元に鍵を開ける時に一致していれば戸を開けることができます。
鍵やカードを持ち歩く必要がないので紛失の恐れはありません。
鍵穴もなくピッキングされることもないです。
有名な鍵メーカー
有名な鍵メーカーを以下の3社ご紹介します。
- 美和ロック株式会社
- 株式会社ユーシン・ショウワ
- 株式会社ゴール
美和ロック株式会社
日本で1番鍵の使用率が高い鍵メーカーです。
鍵に「MIWA」と書かれているのを一度は目にしたことがあるでしょう。
世界的にも有名で50カ国で取り扱いをしています。
MIWAの代表的な鍵は「U9シリンダー」という防犯能力が高いです。
株式会社ユーシン・ショウワ
1998年創業で大阪府に本社があります。
「SHOWA」も日本で使用率が高く優秀な鍵を取り扱っています。
SHOWAの代表的な鍵は「WXシリンダー」という約2800億通りの鍵違い数があるもので性能の高いものと言えます。
株式会社ゴール
1914年創業で、大阪府に本社があります。
「GOAL」の名前の由来は、「高品質」「装飾的」「先進的」「鍵」の英単語の頭文字を並べたものです。
GOALの代表的な鍵は「V18シリンダー」。
防犯性能の高さが警視庁にも認められて「CP認定マーク」が付いています。
鍵交換方法
鍵交換の方法は自分で交換するか、鍵屋に依頼するかです。
それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
自分で交換するメリット
自分で鍵交換をするメリットとして、作業代がかからないことです。
作業代の相場は1万円以上かかります。
これを自分ですることにより部品代のみの費用で抑えられます。
ドアの鍵箱のメーカー名の下に鍵型の刻印が書いてあります。
その鍵型に対応している鍵製品を買うと自分でも鍵交換可能です。
鍵交換でわからないことはインターネットや購入先のお店の店員に聞いて確認しましょう。
自分で交換するデメリット
自分で鍵交換を行うことは、故障や確認を取らなかったがためにトラブルに繋がることがあります。
賃貸物件の鍵交換の場合は、必ず大家さんや管理会社へ確認を取る必要があります。
鍵の老朽化などが理由の場合は大家さんや管理会社の負担で鍵交換を行ってもらえることもあるので鍵の交換を考えた際には確認しておきましょう。
鍵屋に依頼するメリット
鍵屋に依頼するメリットは、プロに交換して貰えるので防犯面などでの安心感があります。
自分で交換するのとは違い、どの鍵が自分の家の戸と合っているのかなど探す手間も省けます。
鍵交換のプロのため取り付けの質も高く、作業中に鍵が故障するリスクがないでしょう。
本来、防犯をして安心するために鍵をつけます。
その鍵をつけてもしっかりつけられているのか不安に思っていては鍵の意味がありません。
自分で交換することに自信がない人は鍵屋に頼むことをおすすめします。
鍵屋に依頼するデメリット
鍵屋に依頼するデメリットは、事前に鍵交換費用の合計を確認しておかないと高額な費用を請求されてしまう可能性があることです。
鍵交換の見積もりよりも実際値段が高い場合にキャンセルが可能か不可能かの確認も取っておきましょう。
まとめ
今回は家の鍵を紛失したら交換費用はいくらなのか、種類別相場と鍵交換方法についてご紹介しました。
交換費用の相場は鍵によってそれぞれ違うということがわかりましたね。
鍵交換の時に鍵屋に依頼することは防犯面での安心感はありますが、料金を事前に確認しておかないと高額な請求をされてしまうリスクがあるので注意しましょう。
自分で交換することももちろんできますが、大家さんや管理会社への確認を必ずするようにして、トラブルを回避することが必要です。