「あっ、タクシーに忘れてきた!」
「家の鍵がない。タクシーで落とした可能性が高い」
タクシーに乗った後に忘れ物に気づくことがあるでしょう。
その時に、どうしたらよいのかわからずパニックになってしまいます。
まずは落ち着いて、しっかりと対処していけばパニックになる必要はありません。
自分が落とし物をした時や一緒にいた人が、落とし物をした時に落ち着いて対処できるようにしましょう。
今回は、タクシーに忘れ物をしたらどうするべきか、適切な対処法を解説していきます。
目次
タクシーに忘れ物をした!冷静に対処すれば心配いらない
タクシーに忘れ物をした時は、パニックにならず、冷静に対処すれば心配はいりません。
ここでは、タクシーに忘れ物をした時にまず対処するべきことを忘れ物の種類別にご紹介します。
- 携帯電話・財布を落とした場合
携帯電話・財布を落とした場合は、まず契約している携帯電話の会社やクレジットカードの会社へ電話をかけて、停止手続きを行ってください。
財布の中に複数のクレジットカードがあった場合は、全てのクレジットの停止手続きを行うことを忘れないようにしましょう。
停止手続きを行えばすぐに利用できなくなるので、安心できます。
携帯電話・財布を落としてしまった場合には対処が遅れると非常に危険な可能性があります。
乗っていたタクシーの次に乗ったお客さんが拾って、タクシーから降りた後に個人情報を盗んだり、クレジットカードを使ったりする可能性があります。
拾った時にもちろんすぐにタクシー運転手に渡してくれるお客さんもいますが、あらゆる可能性を考えて危険な目に合わないように対処しましょう。
- 折りたたみ傘・アウターなどを忘れた場合
忘れた物がお金と関わりのない物の場合は、すぐに乗っていたタクシー会社を探しましょう。
盗まれてしまう可能性はありますが、自分の物がなくなってしまう以上に危険が拡大することはありません。
車両番号がわかっている場合は、できるだけ連絡が早い方がすぐ運転手に連絡を取ってくれ、車内を確認してもらえる可能性があります。
盗まれる可能性も低くなり忘れ物が見つかる可能性が上がります。
忘れ物に気がついたら落ち着いてタクシー会社へ連絡して対処をしっかり行いましょう。
【タクシーに忘れ物をしたら】タクシー会社に問い合わせをする
タクシーの忘れ物の問い合わせは東京都で1日あたり30~40件あります。
忘れ物が多いため、しっかりと探さなければ本当は見つかる物も見つからなくなってしまう可能性があります。
どのように忘れ物をしたタクシー会社へ問い合わせるのか疑問に思った方も多いでしょう。
一般的な方法は、タクシー料金を支払った時に貰う領収書やレシートに記載してある会社名・電話番号・車両番号・利用日時から忘れ物を見つけます。
まず領収書に記載してあるタクシー会社へ電話をかけます。
そして、忘れ物をしたことを伝え、乗っていた車両番号・利用日時・忘れ物の特徴の説明をしましょう。
忘れ物の特徴は「どんな色」「どれくらいの大きさ」「傷がどこについている」などできるだけ具体的に伝えることにより見つかる可能性が上がります。
電話をかけた時点で忘れ物が保管されていることもあるので確認してください。
保管されていない場合は、「見つかり次第連絡します」か「改めて連絡します」と言われるので、自分の電話番号を伝えて連絡を待ちましょう。
携帯電話を忘れてしまった場合は、折り返しの電話をもらう連絡先は許可を得た上で実家や会社の電話番号を伝えるとよいです。
忘れ物が必ずタクシーの中だと確信があるわけではなく、道で落としたかもしれないという場合には、自分の行動していた範囲の警察署にも連絡をしておくことをおすすめします。
忘れ物をしてしまったことは非常に悲しくてショックでしょう。
しかし、できる限りの対処をしたのであれば、あとは待つのみです。
領収書がない場合はどうするべき?
領収書がある場合は、早くタクシー会社の特定が可能でしたが、領収書がない場合は「どのようにタクシー会社を特定すればよいのだろう」と思う方も多いでしょう。
ここでは、領収書がない場合のタクシー会社の特定方法をご紹介します。
- 乗っていたタクシーのデザインを思い出す
タクシーの色やロゴマークでタクシー会社の特定をします。
タクシーを止めた時に、車の色は何色だったか記憶の中からデザインなどを思い出してみましょう。
インターネットで「タクシー 黄色」など検索をし、画像を見て自分の記憶と重ねると特定しやすいです。
タクシー会社が特定できたらネットで電話番号を検索し連絡しましょう。
個人タクシーでの忘れ物はタクシーセンターで管理しています。
乗っていたタクシーが個人タクシーであった場合は、各都道府県にあるタクシーセンターへ連絡してください。
一般的に、タクシー会社などの忘れ物の保管期間は1週間です。
それ以上は警察に紛失届として出されます。
もしも、1週間以上経過している場合は警察に連絡しましょう。
- ICカードやクレジットで支払った場合
どうしても、タクシーのデザインを思い出せなくてICカードやクレジットで支払った場合は、カード会社へ連絡して支払い履歴でタクシー会社を特定できます。
タクシー会社が特定できたらインターネットで電話番号を調べ連絡しましょう。
こちらは、支払い履歴がわかるのに数日後など時間がかかってしまう可能性もあります。
そのため、デザインを思い出せるのであればそこからタクシー会社を特定することをおすすめします。
タクシー会社に忘れ物の問い合わせをする際の注意点
忘れ物がしっかりと見つかるようにタクシー会社に問い合わせをする時には注意することがあります。
問い合わせをする時には以下の事に注意してください。
- 電話をかける時間帯
領収書がある場合には、車両番号がわかるためすぐに連絡すれば無線で担当の運転手が忘れ物の確認をしてくれることがあります。
しかし、領収書がなく車両番号がわからない場合は電話をかける時間帯に注意してください。
忘れ物をしてからすぐに連絡をしてしまうと、運転手が仕事中でまだタクシー会社へ戻ってない可能性があります。
そのため、連絡しても「忘れ物は届いていません」と言われてしまいます。
連絡するタイミングは、忘れ物をした日の翌日をおすすめします。
もうすでに、すぐに連絡をしてしまい「忘れ物はない」と言われてしまっても、翌日にもう一度電話して確認してみたら届いている場合もあるので連絡してみましょう。
- 正確な情報を伝えるためにまとめておく
乗っていた車両番号がわからない場合は以下3つの情報をまとめておいてください。
- 利用日時
- 大体の乗車位置・停車位置
- タクシーの色や車種など
記憶はどんどん薄れてしまうものです。
鮮明に覚えているうちにメモに書いておくことをおすすめします。
仕事の打ち合わせで連絡する時間がなかなか取れない場合でも少しの時間でメモしておきましょう。
これらの情報がわかることにより車両も特定しやすく忘れ物も見つかる可能性が高くなります。
まとめ
今回は、タクシーに忘れ物をしたらどうするべきか、適切な対処法を解説しました。
忘れ物をしても落ち着いて対処すれば見つかる可能性もあります。
携帯電話と財布を落とした時には、すぐに契約している会社へ電話をして停止手続きを行うことを覚えておいてください。
忘れ物をした時に大切なことは、その後どのような行動をして対処したのかということになります。
これにより、忘れ物が見つかる可能性が上がるからです。
忘れ物をすると、ショックで悲しい気持ちになります。
しかし、もしもできるだけの対処をしても見つからなかった場合は、次は忘れ物をしないように対処方法を考えるようにしましょう。