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「エンターテイナーでありたい!」アートからIoTへ……津藤杏理がMAMORIOで働く理由

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大学時代はテキスタイルを学び、新卒入社したMAMORIO社ではデザイナーとして経験を重ねる津藤杏理(つとうあんり)さん。ポジティブな言動が輝く津藤さんが、MAMORIOで働く理由を語ります。

「できること」と「やってほしいこと」が重なった

2018年4月に新卒入社した津藤さんは、インターン時代も含めてさまざまな業務のサポートを経て、現在什器やリーフレット、パッケージなど様々なデザインを担当しています。

津藤 「自分のできることと、MAMORIOのやってほしいことがデザインという業務で重なったと感じています」

紙で作られるリーフレットや什器などのデザインは、MAMORIOのブランディングそのものにつながります。特にイベントでは、MAMORIOのイメージを伝える展示内容も含めた企画を任されることも増えたそうです。

津藤 「インターン時代よりも責任のある仕事を任せられていますね。『これをやっておいて』とお願いされる側から、お願いする側になることも

4月に行われた合同入社式の日、「感覚を言語化できるようになりたい」と抱負を語っていた津藤さん。入社から数ヶ月が経ち、指示することも増えてきた日々のなかでの変化を訊くと、「うーん、やっぱり難しいですね!」と笑います。

取材中も終始笑いの絶えない彼女からは、判断する場の多い現場を心から楽しんでいる様子が伝わってきました。

MAMORIOとの出会いは人生の分岐点

大学時代はテキスタイルを学んでいた津藤さん。幼いころからものづくりが好きだったと振り返る彼女の人生は、それまで美術が常にそばにあったそうです。

津藤 「『やりたい』と言ったことをやらせてくれる家庭で育ったので、自分の好きなものを貫いて進んでこられましたね。特にものづくりについては、幼いころから両親が触れ合う機会を作ってくれていて、身近にあったものだと思います」

髪の毛を染めることや、進学の意思決定。すべて自分に任せられていたからこそ、自信やアイデンティティが育っていった。そんな津藤さんに訪れた転機は、大学時代のスランプでした。

津藤 「とても大好きで続けてきた美術ですが、距離が近すぎたのかもしれません。他の世界も見てみたくなったんです」

新しい世界を求めて始めたバイト探し。「自分が忘れっぽいから」という理由で選んだのが、MAMORIOでした。経験を重ねるために始めたバイトは、いつしかインターンとなり、職場で自分の存在が求められていることに喜びを感じたそうです。

津藤 「私はIoTを知りませんでしたし、PCスキルも低かったんです。タイピングも遅かったし(笑)。けれど、こういう経歴の私だからこそ必要とされる素養もあったのかもしれません」

多くの人が自信を失ってしまいそうなエピソードも、常に光を感じる話し方が印象的な津藤さん。その自信の根拠を伺うと「ないですね!」と一言。

津藤 「年齢差があっても、“できることとできないこと”があるのは一緒だと思っています。それは私も同じ。だから私にすぐれている部分があると信じています」

裏方の私とステージの私、どちらも津藤杏理

芯をしっかりと持ちながら言葉を紡ぐ彼女に“明るい”という言葉をかけると、首を大きく振ります。

津藤 「暗い部分ももちろんあります!でもそれは、裏方なんです。ステージの演者としての私とは、分けています

それは無理をして自分を作っているということではない、と彼女は続けます。

津藤 「ミュージカルやレジャー施設などの“人を喜ばせるエンターテイメント”が大好きです。自分もそういう存在でいたいなと思うから、作り上げるための裏方と演者双方を自分のなかに持ち合わせています」

そう語る彼女の二面性は、MAMORIO社内でも信頼される理由となっているようです。相談相手になったり、なにげない会話で盛り上げたり。男女垣根なく、年齢関係なくフラットに接し、時に支え、時に表に出る。そんな彼女の存在は、MAMORIOメンバーを優しく、強くつないでいます。

「最高!」と言える人生にしたいから

エンターテイメントが大好きで、自分自身もそうありたい。彼女の人生の目標は、「エンターテイナーでありたい!『最高!』って言って死にたい!」。生涯をかけて作り上げられる物語は、きっとたくさんの喜びや悲しみを経てその目標を達成していくのでしょう。

津藤 「MAMORIOでは、プロダクトの素晴らしさを伝えられるブランディングを考えながら、いいデザインを突き詰めていきたいです。もちろん、デザインにこだわらず、イベントや広報の知識も深めていきます。“なんでもできる自分”でありたいですね」

目標を高く持ち、可能性を広げることに気合を感じさせる力強い言葉。MAMORIOメンバーとしての彼女のストーリーも起伏に富んだものになりそうです。

「面白い人でありたい!」と、周囲から見た自分についても明るい目標を語った彼女ですが、やはりその表情は自然で緊張を感じません。溢れるエネルギーの源は何なのか話していくと、それは彼女の人生で得てきた時間や関係性でした。

津藤 「家族や友達が、できることを褒めてくれる環境にいたことが大きいと思います。自分もそういう“徳”というか、日々の積み重ねを大切にしたいです」

そんな津藤さんの人生や働きぶりをひとりの観客として見守り、笑っていたい。そばにいる人にそう思わせる力こそ、津藤さんの魅力なのでしょう。

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