「日本で働きたい」強い想いが生んだMAMORIOとの運命的な出会い
MAMORIOを知ったのは、あるミートアップでCTOの高野政徳に出会ったことがきっかけです。
大学生時代にインターンとして半年間過ごしたことで日本が大好きになり、いつかこの国で働きたいと思っていたんです。大学卒業後はドイツでソーシャルメディアの会社に就職したんですが、日本で働きたいという夢を断ち切れず、ワーキングホリデーで再び日本へ。大手自動車メーカーでインターンをしながら、長く勤められる仕事を探している中で高野と出会いました。
そのときはMAMORIOという製品の説明やたわいもない話をしていたんですが、仕事を探していると話すと「会社に遊びにおいでよ」 と誘ってくれました。ちょうどMAMORIOの社内イベントで社員の方々と会うことができ、温かい雰囲気に包まれていて、 嬉しかったのを覚えています。その後、Androidアプリのエンジニアとして採用され、MAMORIOの一員となりました。
主な業務はMAMORIOのAndroidアプリの開発です。Androidのみで成立するアプリケーションではなく、MAMORIOという商品と組み合わせることで初めて活用できるアプリケーションにすることが、開発していて難しくもあり、面白い点です。どの端末のAndroidでも問題なく動作するよう微調整することや、新しいアプリケーションのデザインなども担当しました。
アプリの開発はテストや検証が多いですし、デバイスの種類が豊富である分、問題もたくさん出てきます。大変だと感じることも多いですが、やりがいを感じますね。
ドイツと日本の良さ。どちらも知っている自分だからできること
日本という国の魅力に強く惹かれながらも、働き方の違いについては不安もありました。私の生まれ育ったドイツと日本では、働き方の価値観がまったく違ったからです。
日本人の働き方は、残業が多く拘束時間が長い割に、仕事の生産性が低いという印象がありました。一方ドイツの働き方は、 決まった時間内でいかにパフォーマンスを高めるかということを重視する傾向があります。
MAMORIOは良い意味で日本らしくない働き方を大切にしていました。基本的な就業時間が10時から19時で、残業はほとんどしません。実は、高野をはじめMAMORIOのメンバーはドイツの働き方を取り入れようとしていたこともあるそうです。私に働き方について相談してくれたのも、印象に残ってます。
仕事の後に飲みに行く文化は日本らしく、仕事以外の時間を社員ともに過ごす文化はいいなと思っています。ドイツでは家族で過ごすことが多いので、職場の仲間と仕事以外の時間を共に過ごすことはありません。
ドイツと日本の文化はそれぞれ良いところがあると思うので、うまく組み合わせて働いていきたいです。
自分たちで切り開いていく 。それがMAMORIOの面白さ
実際にMAMORIOで働いて感じることは、全体の動きにスピードがあるということです。以前勤めていた企業は規模が大きかったので、MAMORIOのようなスピード感のある仕事はあまりありませんでした。日々さまざまなタスクをクリアしながら新しいことと出会えるMAMORIOは、働いていて楽しいです。
それはまるで、ウェスタンアメリカの開拓者のようなイメージ。 新しいテクノロジーがあれば挑戦し、新しいデバイスもどんどん取り入れます。将来性を感じる職場で、MAMORIOらしい楽しさがあふれています。
2017年12月リリースのMAMORIOアプリのリニューアルは、私がとても力を注いだプロジェクトです。社内で私が提案したデザインを評価してくれたことがとても嬉しく、リリースに向けてはやる気持ちもありました。
しかし、今回はスピード感のあるMAMORIOでもしっかりと時間をかけてプロジェクトを進行させていて、機能面での調整にも余念がありません。十分に検討するものと、スピーディに進めるもの、メリハリをつけて働けるのがMAMORIOの魅力ですね。
海外進出を視野に入れつつ、自身もさまざまな経験を積みたい
せっかく日本で働いているので、国内旅行をするのがこれからの夢ですね。先日MAMORIOの福岡オフィスにはじめて出張で行きました。街も綺麗でご飯もおいしく、最高でした。みんなが帰った後も観光しちゃいました。すごくおいしいラーメンがあったので、みんなに写真を送ったら「それ札幌ラーメンだよ!」と笑われてしまったのもいい思い出です。(笑)
外国人の社員は私がはじめてで、ビザや社会保険などの福利厚生の部分でもさまざまな手配を社内のメンバーが気遣ってくれました。日々の業務がある中でもそういった対応をしてくれて、感謝しています。
日本で働きたいという願いが叶い、しかも興味のあったAndroid アプリの開発という仕事に携われて本当に嬉しいです。あらゆる面でタイミングが良く、とてもラッキーだったなと思っています。
MAMORIOは今後、海外での製品展開も視野に入れているので、そういった部分でもお手伝いできることがあるんじゃないかな、と楽しみに感じています。