MAMORIOがOMOTENASHI Selection(おもてなしセレクション)2018の金賞を受賞しました。日本のすぐれた“おもてなし”を国内外へ広く発信することを目的としておこなわれるおもてなしセレクションでMAMORIOが金賞を受賞した理由や想い、授賞式の様子を伝えます。
「OMOTENASHI Selection」に日本の“おもてなし”を象徴する製品が集結
2015年よりおこなわれる全国を対象としたプログラムです。日本の伝統的技術が光る商品や創意工夫のある活動など、幅広い魅力を“おもてなし”という観点から評価し、国内外に発信することを目的としています。
特に、海外への発信は力を入れている点です。2020年のオリンピックに向けて、日本独自の“おもてなし”に対する海外からの関心はさらに高まることが予想されます。日本全国から選りすぐった商品やサービスを対象に、“おもてなし”を再評価する試みとして、本セレクションは注目されています。
IT・エレクトロニクス分野から唯一の受賞 IoT製品が“おもてなし”の象徴に選ばれたワケ
本年のおもてなしセレクションには全国各地から493ものエントリーがあり、うち金賞に選ばれたのは28の商品・サービスとなりました。そのうち、IT・エレクトロニクス部門における選出はMAMORIOのみ。IoTの技術を通じて“おもてなし”のこころを伝えている例は、全国でも類を見ないものです。
MAMORIOは、「なくすを、なくす」ことをミッションとして紛失物防止タグ「MAMORIO」や、シール「FUDA」、更には紛失物集約の拠点となる「MAMORIO Spot」など、幅広いサービスを展開しています。
今回おもてなしセレクションで評価されたのは、こうしたMAMORIOの提供するサービスが「なくしたものを見つけて届ける」ことを前提としたもので、まさに日本人の“おもてなし”のこころがあって初めて成立するものだったという点です。
―このプロダクトは、落とし物をしても盗まれずに自分の手元に戻ってくる、日本人の誠実な国民性をベースにした商品であり、日本のこの環境そのものがOMOTENASHIだと思います。受賞をきっかけに、多くの方にMAMORIOをご利用いただき、万が一大切なものを紛失しても日本人の心とこのサービスのOMOTENASHIで「なくすを、なくす。」ことが出来たら幸いです。
受賞にあたって、MAMORIOはこのような“おもてなし”に対する想いをこめたコメントを発信しました。商品そのものが広がることで、日本の“おもてなし”が可視化されていく。今後の広がりも含めた可能性への評価が得られたのならば、MAMORIOの金賞は現在のユーザーの方や、これから使っていただく方と共にあるとも感じられます。
「紛失しても必ず返ってくる世界を、2020年までに」MAMORIOが目指す“おもてなし”の未来
2018年8月23日、八芳園にておもてなしセレクションの授賞式が行われました。会場には受賞商品やサービスの展示が並び、受賞会場は各地から集った受賞者に対するあたたかな拍手に包まれます。
紛失物防止という目的を持つIoT商品でありながら、おもてなしのこころを伝える商品として金賞を受賞したMAMORIO。海外から注目される日本人の美意識である“おもてなし”は、MAMORIOによって紛失物が戻ってくるというシステムそのものに宿っています。
また、ユーザーコミュニケーションチームによる丁寧なサポート、シンプルさや使いやすさへの徹底、時代や環境に応じたソリューションの開発……。日々の一つひとつの積み重ねが、MAMORIOの大切にする“おもてなし”のこころです。その結果が今回の金賞受賞の礎であることを、改めて再認識しました。
授賞式の祝辞等で触れられることの多かった話題である2020年のオリンピックは、MAMORIOが目標として掲げている言葉と重なります。「2020年のオリンピックまでに、紛失物が必ず帰ってくる国を作りたい」。この目標は「なくすを、なくす」ためのステップのひとつとして明確に意識しているもの。人の集まる拠点となる場所へのMAMORIO Spotの設置や、MAMORIOユーザーの皆様の協力があってこそ実現できるのです。
今後もユーザーの方々に誠実に向き合いながら、なくしものがなくなる社会を目指したい。そんな“おもてなし”のこころを評価していただいた今回の金賞受賞は、MAMORIOにとって大きな意義がありました。これからも、MAMORIOは「なくすを、なくす」という形で“おもてなし”のこころを伝え、広げ続けられるよう前進していきます。