いよいよ、今年も残りあとわずか。みんなが楽しみにしている冬休みシーズンの到来です。長期休みを利用してのお出かけも素敵ですが、コロナ禍の現在、外出を控えている方もいらっしゃるでしょう。そんな方にお勧めしたいのが、お家でのんびり楽しめる映画鑑賞会です。
この記事では、「落とし物/忘れ物」をテーマにしたさまざまなジャンルの映画を紹介していきます。気になった作品があれば、ぜひ冬のおこもりタイムにご覧ください。
『スマホを落としただけなのに』
彼氏がタクシーの中にスマホを落とした――それをきっかけに、落とし主の富田本人のみならず、彼女の麻美にまでも次々と不可解な災難が降りかかります。知人からのネットストーキング、身に覚えのないクレジットカードの請求、カメラロールの画像の流出……。日増しに溜まっていくストレスは限界に達し、とうとう二人の関係にも亀裂が入りはじめます。
一方、時を同じくして、山中で若い女性の遺体が次々と発見される連続殺人事件が発生します。遺体にはある共通点があり、「長い黒髪の女性」であることが判明。その事実に気づいた担当刑事の加賀谷は、前職で培ったネットの知識を駆使して犯人の特定を急ぐも、捜査は難航します。次第に富田と麻美に近づく仄暗い足音。複雑に絡み合った糸が、スマホの情報を通して容赦なく暴かれていく様は必見です。
稲葉麻美役を北川景子、富田誠役を田中圭が演じるほか、連続殺人事件の担当刑事役を千葉雄大、ネットセキュリティ会社の社員役を成田凌が演じるなど、実力派俳優が勢ぞろいの本作。メガホンをとったのは、ミステリー小説『リング』の映画化でお馴染みの中田秀夫監督。
「なくすを、なくす。」をミッションとしているMAMORIO株式会社では、映画の公開を記念して、シール型紛失防止デバイス「MAMORIO FUDA」のほか、『スマホを落としただけなのに』原作本など、映画関連グッズが当たるプレゼントキャンペーンを実施しました。
また、こちらの映画の続編となる『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 』とタイアップし、映画のオリジナルデザインをあしらった『限定MAMORIO』をパブリシティグッズとして提供。タイアップを記念して、本作品の試写会が当たるプレゼントキャンペーンも実施いたしました。どちらのキャンペーンも大きな反響を呼び、たくさんの方から「落とし物」にまつわるさまざまな声が届きました。
MAMORIO、映画 『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』とのタイアップを実施!| MAMORIO株式会社のプレスリリース(2020年1月20日 14時00分)prtimes.jp
セキュリティ管理の重要性や、スマホ紛失をきっかけとした情報流出の恐怖を描いた本作は、まさにタイトル通り、「スマホを落としただけなのに」次々と災難に巻き込まれていく様相に思わず戦慄を覚えます。
作品の前半、富田が麻美に言います。
❝「スマホって、俺たちの分身だと思わない?」❞
親しい人の連絡先、表には出したくない写真、個人の位置情報に加え、スマホ決済が主流の昨今、さまざまなセキュリティ情報が詰まったスマホは、まさに私たちの分身であり、日々の生活に欠かせないパートナーのような存在です。大切な分身をなくさないためにも、紛失防止タグ「MAMORIO」をスマホに身に着け、安心・安全を確保しておきましょう。
『シンデレラ』
おとぎ話として有名な『シンデレラ』の物語を、現代のエッセンスを取り入れながら新たに描いたミュージカル作品。シンガーソングライターのカミラ・カベロが主演を務め、王子役を『ハートビート』のニコラス・ガリツィンが演じます。監督は『ピッチ・パーフェクト』の脚本家ケイ・キャノン。
おとぎ話のシンデレラは、王子さまと結婚して「めでたし、めでたし」で終わります。しかし、現代を生きる女性は、結婚後も自身の夢や展望を抱き、仕事を続ける意志を持つ人が数多く存在します。個人の生き方の変容をポジティブに捉えた今作では、ヒロインのシンデレラが自身の夢の実現に向けて奮闘する姿が生き生きと描かれています。
王子と正反対の性格を持った王女、固定概念に縛られる国王、それに対し異を唱える王妃。多種多様な人物が登場するなかで、特に印象深かったのは、ビリー・ポーター演じるファビュラス・ゴッドマザーです。彼の存在感は群を抜いており、あらゆる固定概念を颯爽と吹き飛ばしてくれます。
真実の愛と、自分の夢。どちらかを選んだらどちらかを手離さなければならない時代は、とうの昔に終わりました。両方を真摯に追いかけるヒロインの姿は、きっと多くの人に勇気を与えることでしょう。
シンデレラの「落とし物」といえば、ガラスの靴ですよね。今作でも、もちろん重要な場面として登場します。ガラスの靴を落としたからこそ、再会を果たした二人。しかし、落とし主を探し出すまで、王子や家来は多大な労力を費やす羽目となりました。もし、MAMORIOの紛失防止タグをガラスの靴につけていたら、シンデレラの居所を探すのも楽だっただろうに……なんて、つい考えてしまいますね。
『ヒトラーの忘れもの』
ナチス・ドイツによる占領から解放されたデンマークを舞台にした本作は、史実に基づき、戦争の遺物がもたらした悲し過ぎる現実を克明に描いています。敗残ドイツ軍の少年兵たちが、とある海岸線に集められたところから物語ははじまります。彼らが収集された目的は、無数の地雷を撤去するため。少年兵たちは、ナチスを強く憎むデンマーク軍のラスムスン軍曹により、連日にわたる過酷な地雷撤去を強いられます。
飢えや劣悪な環境による体調不良で、容赦なく削られていく少年兵たち。仲間がひとり、またひとりと地雷の爆発で吹き飛ばされるのを目の当たりにしながら、幾度となく心を挫かれます。それでも、いつか故郷に帰れる日を夢見て、彼らは歯を食いしばって作業をこなし続けました。はじめこそ彼らを憎み、辛く当たっていたラスムスン軍曹でしたが、年端も行かない子どもたちにナチスの罪を背負わせることに、次第に違和感を抱くようになります。
❝「腕を吹き飛ばされて、母親を呼んでいたんだ!」❞
仲間のデンマーク軍にラスムスンが訴えたこの一言に、戦争がもたらす悲劇の残酷さが集約されています。「ヒトラーの忘れもの」はあまりにも重く、それにより失われた命は数えきれません。ナチスが西海岸に埋めた地雷は、220万個。2,000名を超えるドイツ軍捕虜が撤去した地雷の数は、150万を上回ります。地雷撤去に当たった兵士の半数近くが死亡、または重症を負い、その多くはこの映画に登場するような少年兵たちでした。
本作は2015年、第28回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、軍曹役のローラン・モラーと少年兵役のルイス・ホフマンが最優秀男優賞を受賞しました。監督は、マーチン・ピータ・サンフリト。デンマークとドイツが合作としてこの映画を制作するに至るまでの歴史や、人々の感情の揺れ動きに思いを馳せると、同じ過ちが二度と繰り返されないことを強く願わずにはいられません。
心ない大人たちの遺物が先を生きる若者の命を奪うなど、本来あってはならないことです。忘れものにもさまざまな種類がありますが、これほど悲しく、やるせない「忘れもの」は、他に類を見ないでしょう。
落とし物ひとつで、人生は大きく変わる
落とし物ひとつで、人生は大きく変わります。ご紹介した映画のなかにはハッピーエンドもありますが、大切なものを落とす、無くすことにより、大変な思いをするケースが圧倒的に多い事実は否めません。
年末年始は、忘年会や新年会でお酒を飲む機会がぐっと増えます。ラボ研究員へのアンケート調査では、お酒が入ると“忘れ物をしやすくなる”と感じている人が数多くいるとのことでした。
居酒屋での忘れ物防止には“店選び”で対策!? 脳科学者に聞いた「お酒と記憶の関係」 | MAMORIOラボ
何かと気が緩みがちなこの時期、映画の登場人物のように大切なものを落としたがために災難にあう事態を防ぐためにも、MAMORIOの紛失防止タグを活用してみてはいかがでしょうか。
執筆:碧月はる