今回お話を聞いたMAMORIOユーザーは「忘れ物しないようにモノの置き場所のルールを決め、それを守っている」というキタニさん。そのおかげか、これまで忘れ物をした経験はほとんどなし。
ところが旅行先での思わぬミスから、宿に財布を置き忘れる事態に。紛失防止タグ・MAMORIOからの通知で帰宅途中に置き忘れに気づき、なんとか取りに戻ることができました。
忘れ物対策は、どれだけしてもし過ぎることはない、そんな事例をご紹介します。
忘れもの予防のマイルールに自信 プレゼントされたMAMORIOに出番はないと思っていたが……
「貴重品は一箇所にまとめて置く」で忘れ物経験ほぼナシ
ガジェット好きの私のためにと友人がプレゼントしてくれたのが、MAMORIOを手にとったきっかけです。
もともと「忘れ物しないために」「無くさないために」と思って自発的にMAMORIOを使いはじめたわけではありませんでした。
というのも、私はこれまで、ほとんど忘れ物をしたことがなかったんです。「財布、鍵、iPhoneなどの貴重品は一箇所にまとめて置く」という忘れ物防止のためのルールを決めて習慣にしており、これがうまく機能していました。
ところが今回は、家族を連れての旅行先というイレギュラーな環境のせいか、決めていたルールがすっぽり抜け落ちてしまって。思わぬところでMAMORIOに救われたかたちです。
まさか、自分が忘れものをするとは思ってもいなかったので、自分でMAMOIROを手にとることはなかったはず。プレゼントしてくれた友人には感謝してもしきれませんよ。
旅行先の慣れない環境で、“いつものルール”にイレギュラーが発生
その日は家族旅行で、両親と妻、1歳になる子供と一緒に長野で1泊。
もちろん、宿の部屋でも「貴重品は一箇所にまとめて置く」という忘れ物防止のマイルールに従って、財布・鍵・iPhoneなどは全部まとめて一箇所に置こうとしました。
ところが、室内のつくりが非常に微妙で……。
iPhoneを充電可能な、子供の手が届かない位置にあるコンセントはテレビ台の横だけ。本来は、そこにiPhoneも鍵も財布も全部一緒に置くべきなのですが、そのテレビ台がかなり小さくて。全員のiPhoneを置くと、他のモノを置くスペースがなくなってしまいました。
そこで、しかたなく財布をテレビ台の「引き出し」にしまうことに。思えば、この時点で「貴重品は一箇所に置く」というルールが守れていなかったんですよね。
テレビ台の引き出しなんて、モノの在り処が一見して把握できないわかりにくいところに入れてしまったのも最悪の判断でした。
翌日のチェックアウト時にも、忘れ物がないようにチェックしました。iPhoneの充電ケーブルがコンセントに挿しっぱなしになっていないかまで細かく確認したんですが、まさか、肝心かなめの財布がないことに気づかないとは。
はしゃぐ子供をなだめながら部屋を片付けたので気が散っていたこともありますが、これまで忘れ物をあまりしたことがなかったせいで、ちょっと油断していたかもしれません。
電子決済普及で財布の忘れ物に気づく機会は減 もしMAMORIOの通知がなかったら……
財布がないことに気づいたのは、宿を出て軽井沢のショッピングモールに立ち寄ろうと車を走らせている最中でした。
しばらく運転していると、妻が「“財布はありますか?”ってiPhoneに通知が出てるよ」と。
その瞬間、財布に付けている「MAMORIO_S」(※1)のこと、宿泊した部屋のテレビ台の引き出しに財布をしまったことを思い出し、運転しながら思わず「しまった!」と口走っていました。
家族に事情を説明して、すぐに宿へUターン。鍵を借りて泊まっていた部屋へ直行すると、財布は入れた時と同じ状態でテレビ台の引き出しに入ったまま。無事に回収して事なきを得ました。
「宿のチェックアウト時に宿泊料を支払おうとして、財布がないことに気づくのでは?」と疑問を持つかもしれませんが、今回は旅行予約サイトで予約と同時にカードで支払いが完了していて、気づけるタイミングがなかった。
今後さらに電子決済やカード払いが普及していくと、財布を取り出すタイミングも減って、財布を忘れたことに気づくのが遅れるケースも増えるかもしれませんよね。
実際、財布を取り戻して改めて向かった軽井沢のショッピングモールでは、iPhoneにヒモづけたSuicaで決済したので財布を使いませんでした。その後に利用した高速道路もETCカードで通り抜けるだけですから、ここでも財布を取り出すチャンスはない。
もし、ショッピングモール到着前にMAMORIOが“財布はありますか?”と通知してくれなかったら……。最悪、財布の忘れ物に気づくのは帰宅後だったかもしれません。そう考えるとゾッとします。
※1:「MAMORIO S」は、通常のMAMORIOより0.6mm薄く、0.6g軽量にすることで、約20%のスリム化を実現した製品。スリムになっても耐久性はアップしているため、さまざまな場所に使用可能。
サポートが手厚く、確実にユーザーが増えている「MAMORIO」の心強さ
MAMORIO社は、ユーザーへのサポートが本当に手厚く、安心感があります。
たとえば、MAMORIOをつけている財布は、自宅では玄関が定位置。帰宅すると財布は玄関に置き、MAMORIOアプリ(※2)をインストールしているiPhoneはリビングに持っていくのが日課です。すると、財布と数メートル離れているだけなのに「財布はありますか?」とアプリに通知が来るんです。
しだいに「毎回通知が来るのは面倒だな」と思うようになり、サポートセンターに「自宅で通知が来ないようにできませんか」と問い合わせました。そのときは「社内で検討します」との回答。内心では「実現は難しいだろうな」と思っていました。
ところが、4ヶ月後にMAMORIOアプリ内のチャットで、サポートの方から「バージョン3.3.0の新機能で『ここでは鳴らさない』が追加されました」と連絡が。
ユーザーの意見をサービスに反映してくれて嬉しかったですし、わざわざ連絡をくれたことも含めて、サポートの手厚さを感じています。
それに最近、MAMORIOユーザーが増えてきていますよね。
MAMORIOアプリで確認できる「みんなが見つけたMAMORIOの数」は、私がMAMORIOを使い始めたころは1日約3,000個ほどだったのが、最近では1日約10,000個に。「あなたが見つけたMAMORIOの数」も着実に増えていっています。
ユーザーが増えれば「みんなで探す」機能で落とし物を発見できる確率も上がるでしょうし、サポートの手厚さとあいまって、私のなかではMAMORIOに対する信頼が日々高まっています。
※2:「MAMORIOアプリ」は、過去にMAMORIOが最後に手元にあった場所の表示や「みんなで探す」機能のオン・オフを管理できる。また、本体交換プログラム「OTAKIAGE」へのアクセスも可能。iPhone、Android双方に対応。
【研究員の眼】忘れ物の予防の第一歩はマイルールづくりから MAMORIOで客観性を追加すれば、より安心です
最後に「MAMORIOラボ」研究員の津藤が、今回の事例で特徴的なポイントを分析します。
- ご自身で貴重品の管理ルールを定めて運用していたことに加え、MAMORIOの客観的な管理機能を取り入れることで、2重のセーフティーネットを構築していた
- 所在確認の機会が少ない貴重品ほど、MAMORIOが真価を発揮
今回、キタニさんが財布の忘れ物を回避できた決め手は、ご自身の貴重品保管ルールを運用していただけでなく、MAMORIOという客観的な管理機能を取り入れて二重のセーフティーネットを構築していたことにあります。
ご自身の管理能力に自信を持っている人は「普段から気をつけているから大丈夫」と考えがちですが、旅行先など、普段と異なる環境ではイレギュラーが発生しやすくなります。忘れ物をしないためのルールづくりや心構えと併せて、紛失防止タグなどによる客観的な予防策も取り入れて、忘れ物対策を万全にしましょう。
また、キタニさんがMAMORIOを取り付けていたのが「財布」だった点にも注目です。インタビューにもあったとおり、電子決済の普及で取り出す機会は減っている財布ですが、いまだ常に携帯する必要のある貴重品。そんな「頻繁に確認するわけではないが、ないと困る」というモノにこそMAMORIOは有効なのです。
キタニさん、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました!